
「たまの伝説 総合栄養食」を探してこのページにたどり着いた方の中には、「どこで買えるの?」「最近見かけないけれど、販売終了したの?」と疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。かつては無添加で国産という点が魅力のキャットフードとして人気を博していましたが、現在では「総合栄養食」としての販売がなくなっています。
本記事では、「たまの伝説 総合栄養食」がなぜ市場から姿を消したのか、その背景や理由を詳しく解説します。さらに、現在販売されている「たまの伝説」シリーズの特徴やラインナップ、そして代替となるおすすめのキャットフードについてもご紹介します。愛猫の健康を第一に考える飼い主の皆様にとって、最適な選択肢を見つけるための情報をお届けします。
詳しくは、以下の記事をご覧ください。
最終更新日:2025年3月2日 執筆:はじめとペティオ インスタフォロワー7000人
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たまの伝説の総合栄養食はすでに販売終了している!

たまの伝説には総合栄養食はありますか?
たまの伝説シリーズには、かつて「総合栄養食」として提供されていた商品が存在しました。ただし現在、その「総合栄養食タイプ」は販売終了となっており、公式サイトや主要販売ルートでも取り扱いは確認できません。そのため、現在のたまの伝説シリーズはすべて「一般食(副食)」または「栄養補完食」としての位置づけになります。
では、たまの伝説が提供する商品は猫の主食として使えないのでしょうか?ここで理解すべきなのは、「総合栄養食」と「一般食」の違いです。総合栄養食とは、猫が1日に必要とするすべての栄養素が含まれており、これだけで栄養バランスが整うフードを指します。一方、一般食や栄養補完食は、味や嗜好性を重視して作られており、他のフード(例:総合栄養食のドライフード)と組み合わせることで、栄養バランスを整えるスタイルです。
このように考えると、現在販売されているたまの伝説の商品は、総合栄養食ではないものの、栄養補完や水分補給のための補助的な役割として非常に優れた選択肢です。猫に十分な栄養を与えるには、総合栄養食との併用が推奨されます。特にシニア猫や食欲の落ちた猫へのアプローチとしても有効です。
なお、たまの伝説は着色料・保存料不使用であり、安全性や嗜好性の面で評価されている点は特筆に値します(参考:一般社団法人ペットフード協会)。しかし、メインフードとして使用するには注意が必要ですので、購入の際は商品パッケージや説明書きをよく確認しましょう。
なぜ「総合栄養食」ではなくなったのか?
かつて販売されていた「たまの伝説 総合栄養食」は、栄養バランスが整えられたキャットフードでしたが、現在は「総合栄養食」としての表記がなくなっています。
考えられる理由として、以下の点が挙げられます。
• 総合栄養食の基準を満たさなくなった可能性
総合栄養食として販売するには、AAFCO(米国飼料検査官協会)やFEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)の基準を満たす必要があります。何らかの理由で基準を満たさなくなった可能性が考えられます。
• メーカーの方針変更
「たまの伝説」は、元々シンプルな原材料にこだわったフードを展開しており、あえて「総合栄養食」ではなく、「補助食」として販売する方針に変更した可能性もあります。
• 販売戦略の見直し
「たまの伝説」シリーズは、現在でも一般食・補助食として販売されています。企業が戦略を見直し、「総合栄養食」としてではなく、嗜好性の高い補助食としての路線を強化したのかもしれません。
現在購入できる商品の特徴とラインナップ
たまの伝説シリーズの最大の特徴は、「無添加で素材本来の旨味を活かしたレシピ」にあります。市販されている多くのキャットフードと異なり、着色料や保存料、香料などの人工添加物を使用せず、猫の健康を考えたナチュラル志向の設計がされています。これにより、アレルギーを持つ猫や、消化器官がデリケートな猫にも比較的安心して与えられるとされています。
具体的なラインナップとしては、「まぐろ」「かつお」「しらす」「ささみ」など、シンプルかつ嗜好性の高い素材をベースにした一般食のウェットフードが中心です。さらに、最近では「たまの伝説 やさしさプラス」というシリーズも登場し、シニア猫向けや水分補給を意識した商品展開も強化されています。
ラインナップは細かく分かれており、例えば「まぐろとかつおの贅沢ミックス」「しらす入り」「野菜入り」など、猫の好みに応じて選べる幅広い選択肢があります。これにより、日々の食事に変化をつけやすく、食欲不振の猫にも対応しやすいメリットがあります。
ただし、前述のとおりこれらの商品は「総合栄養食」ではないため、必ずドライフードなどの総合栄養食と組み合わせて与える必要があります。栄養バランスの偏りを防ぐためにも、栄養補完という立場で使用するのが正しい活用方法です。
また、水分補給を兼ねた使い方としても非常に有効で、ドライフードしか食べない猫の水分摂取量の補助としてウェットフードを併用するのも推奨されています。
このように、たまの伝説シリーズは「日々の食事に安心と楽しさをプラスする補完食」として、今なお高い支持を集めています。
現在も販売されている「たまの伝説」のキャットフードには、以下のような種類があります。
• 「何も入れないシリーズ」(まぐろ・かつお・ささみなど)
• 「食通たまの伝説」シリーズ(まぐろをベースにした嗜好性の高いフード)
• 「ステージ食」シリーズ(成長段階に合わせた栄養バランスを考慮した補助食)
これらのフードは「総合栄養食」ではありませんが、ドライフードと組み合わせることで、バランスの良い食事を提供できます。
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原材料と栄養成分から分かる安全性は?
たまの伝説シリーズは、その原材料のシンプルさと無添加へのこだわりから、安全性に関して高い評価を受けています。特に猫の健康に悪影響を与える可能性のある着色料や香料、保存料を一切使用していない点は、飼い主にとって安心できるポイントです。市販されているペットフードの中には、嗜好性を高めるためにこれらの添加物を多用する商品もありますが、たまの伝説はあくまで素材のうまみを活かした設計で作られています。
また、主原料として使用されているのは「まぐろ」「かつお」「ささみ」などの魚介類や鶏肉であり、人間が口にしても問題ないレベルの食材を基準にしているとされています。これらは、タンパク質が豊富でありながら、脂質は控えめなため、肥満や内臓疾患が気になる猫にも適した栄養バランスです。
たとえば、農林水産省が公開しているペットフードの適正表示ガイドライン(農林水産省:ペットフードの表示に関するQ&A)に基づいて、たまの伝説も明確な原材料表示を行っており、成分の透明性が高いことも安全性を裏付ける要因といえます。
一方で、総合栄養食と異なり、たまの伝説シリーズは「補完食」として分類されるため、これだけで猫の健康を長期的に維持するのは難しい場合があります。そのため、他の総合栄養フードと組み合わせて使う必要がありますが、逆に言えば「体調や好みに応じて調整しやすい設計」とも言えるでしょう。
つまり、たまの伝説は猫の健康を考慮した無添加・明確な成分設計によって、安心して使用できる補完食であり、日々の食事に変化や楽しみを加えたい飼い主にとって信頼性の高い選択肢です。
たまの伝説のリン含有量や塩分は?
たまの伝説シリーズを選ぶうえで、リン含有量や塩分量は特に注目すべきポイントです。というのも、これらの成分は猫の腎臓や心臓に大きな影響を与えるため、過剰摂取を避けるべき重要な栄養素だからです。
まず、リンについてですが、たまの伝説の商品は公式に具体的な数値を明示していないことが多いものの、口コミや飼い主の調査からおおよそ0.15%前後とされています。この値は、一般的な総合栄養食に比べてやや低めであり、特にシニア猫や腎臓に配慮が必要な猫にも適している可能性があります。ただし、あくまでも副食であり、長期的な主食としての使用は栄養バランスの観点から適していません。
次に、塩分に関してですが、たまの伝説ではナトリウム(食塩)を人工的に添加していない設計が特徴です。多くの猫用フードでは嗜好性を上げるために塩分を加える傾向がありますが、これは腎臓に負担をかける原因となります。その点、たまの伝説の低塩設計は、健康を第一に考える飼い主にとって大きな安心材料と言えるでしょう。
このような配慮は、ペット栄養学の観点からも推奨されています。「ナトリウムやリンの過剰摂取は腎臓病リスクを高める」とされており、それに準じた設計をしているたまの伝説の方針は、非常に理にかなっています。
ただし、具体的なリンや塩分量は商品によって異なるため、購入時には必ずラベルを確認し、猫の健康状態に応じて獣医師と相談のうえで使用することが重要です。特に腎疾患の猫には、低リン・低ナトリウム設計の療法食を勧められるケースが多いため、たまの伝説を活用する際にも慎重さが求められます。
総じて、たまの伝説は「健康に配慮した食事を提供したい」という意識の高い飼い主にとって、リンや塩分面でも信頼できる補完食と言えるでしょう。
たまの伝説は毎日与えても大丈夫?
たまの伝説は、副食タイプのウェットフードであるため、単独で毎日与え続けるのは栄養バランスの面でおすすめできません。猫にとって必要な栄養素は、タンパク質や脂質だけでなく、ビタミンやミネラル、アミノ酸など多岐にわたります。副食タイプはあくまで一部の栄養素を補うために設計されており、総合栄養食のようにすべての栄養基準を満たしているわけではありません。
具体的には、たまの伝説は原材料が非常にシンプルで、「まぐろ」や「かつお」などの魚介類を主原料にしており、添加物が含まれていないのが大きな特長です。このため、食いつきが良く、安全性も高いのですが、ビタミンB群やカルシウム、リンなどの必須栄養素が不足しがちです。長期的に与えると、これらの不足によって健康を損なうリスクがあります。
このようなことから、毎日与える場合は総合栄養食との組み合わせが必要です。例えば、ドライフードや総合栄養設計のウェットフードと併用することで、たまの伝説の「味の変化」や「水分補給」といったメリットを活かしつつ、健康管理もできます。
したがって、たまの伝説を毎日のご飯として活用する場合は、必ず栄養の補完ができるような工夫が必要です。愛猫の健康維持のためにも、食事の構成は慎重に考えましょう。
何も入れないたまの伝説のカロリーは?
「何も入れないたまの伝説」とは、たまの伝説シリーズの中でも最もシンプルなレシピで作られた無添加ウェットフードです。この商品は「まぐろだけ」「かつおだけ」といった単一素材を使用しているため、嗜好性が高く、アレルギー対策や食事制限が必要な猫にも適応しやすい特徴があります。
この商品のカロリーは、種類によって多少前後しますが、平均的には100gあたり約50~60kcal程度とされています。例えば、「まぐろだけ」バージョンでは約52kcal程度で、脂肪分が少なくヘルシーな構成です。カロリーが低めなため、体重管理が必要な猫やシニア猫にも使いやすいでしょう。
ただし、ここで注意すべき点は、カロリーが少ないからといって主食として使うと栄養が足りなくなる可能性があるということです。この商品は副食タイプであり、主食として必要なタンパク質、脂肪、ビタミン、ミネラルなどをすべてカバーしているわけではありません。あくまでも「栄養補完」として使用し、カロリー摂取の一部として考えるのが正しい使い方です。
また、猫の1日に必要なカロリーは体重によって異なります。例えば、体重4kgの成猫ではおおよそ200〜250kcalが適正とされているため、「何も入れないたまの伝説」だけではエネルギーも栄養も不足する恐れがあります。これに加えて、栄養バランスを整えるためには、別の総合栄養フードと組み合わせる必要があります。
このように、「何も入れないたまの伝説」は低カロリーで安心して与えられる製品ではあるものの、適切な使い方と組み合わせがあってこそ本来の効果を発揮します。商品ごとの詳細なカロリー情報は、いなばペットフード公式サイトにて確認できるため、日々の食事管理の参考にするとよいでしょう。
「たまの伝説 総合栄養食」の代わりになるおすすめキャットフード5選

「たまの伝説 総合栄養食」が手に入らなくなった今、代わりとなるウェットフードを探している方も多いでしょう。猫に必要な栄養バランスをしっかり考慮しつつ、できるだけ「たまの伝説 総合栄養食」に近いものを厳選しました。
ここでは、無添加・栄養バランスの良さを重視した5つのキャットフードをご紹介します。
① ロイヤルカナン インスティンクティブ(ウェット)

特徴
ロイヤルカナン インスティンクティブは、猫が本能的に求める栄養バランスに基づいて設計されています。タンパク質・脂質・炭水化物の割合が絶妙に調整されており、どんな猫でも食べやすいフードです。
おすすめポイント
• 消化に優れたレシピで、胃腸が弱い猫にも◎
• 抗酸化成分や必須アミノ酸を豊富に配合し、健康維持をサポート
• 成猫用から高齢猫用まで幅広いラインナップがあり、ライフステージに合わせて選べる
猫の健康を第一に考えるなら、ロイヤルカナンのウェットフードは信頼できる選択肢です。
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② ピュリナワン パウチ 室内飼い猫用 チキン グレービー仕立て

特徴
室内で暮らす猫のために特別設計された総合栄養食。運動量の少ない猫の健康を考慮し、適切なカロリーと栄養バランスを実現しています。
おすすめポイント
• オリゴ糖配合で腸内環境をサポートし、便臭を軽減
• 低脂肪&高タンパクで体重管理がしやすい
• 香り豊かなグレービー仕立てで食欲をそそる
運動量が少なく、太りやすい室内猫にピッタリのウェットフードです。
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③ ニュートロ デイリーディッシュ サーモン&ツナ

特徴
人工添加物を一切使わず、グレインフリー(穀物不使用)でアレルギーが気になる猫にも安心な総合栄養食です。サーモンとツナを主原料にしており、魚の旨味がたっぷり詰まっています。
おすすめポイント
• グレインフリーで消化しやすい
• 肉や魚の旨味を活かしたナチュラルレシピで食いつき抜群
• 小分けトレイで新鮮なまま食べられる
アレルギーや消化不良を起こしやすい猫には、穀物不使用のニュートロが最適です。
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④ シーバ リッチ ごちそうフレーク 贅沢お魚ミックス

特徴
まぐろやたいなどの魚を贅沢に使用したウェットフード。フレークタイプで食べやすく、食欲が落ちがちな猫にも向いています。
おすすめポイント
• 魚好きな猫が喜ぶ風味
• カロリー控えめで体重管理がしやすい
• シニア猫や食欲不振の猫にも◎
魚の風味をしっかり楽しめるので、普段から魚系フードが好きな猫におすすめです。
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⑤ メディファス 1歳からの下部尿路の健康維持ウェット

特徴
日本の獣医学部と共同開発された、下部尿路の健康をサポートする国産ウェットフード。低マグネシウム設計で結石リスクを軽減します。
おすすめポイント
• 国産&獣医師監修で信頼度が高い
• 低マグネシウム&適切なミネラルバランスで尿路結石予防に最適
• とろみスープ仕立てで食べやすい
特にオス猫やシニア猫で泌尿器系のトラブルが気になる場合、メディファスのウェットフードを試してみてください。
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猫はウェットフードだけで大丈夫ですか?
猫にウェットフードだけを与えることは、一部の条件を満たしていれば問題ありません。ただし、すべてのウェットフードが猫の健康を支えるために十分な栄養バランスを持っているとは限らないため、選び方には注意が必要です。
まず、猫は本来あまり水を飲まない動物で、食事から水分を摂取する傾向があります。その点、ウェットフードは水分含有量が約75〜80%と高く、水分補給の面では大変優れています。これは特に、尿路疾患や腎臓病のリスクが高い猫にとっては大きなメリットです。
一方で、ウェットフードの中には「副食タイプ」と呼ばれるものがあり、これは「おかず」のような位置づけです。このタイプは嗜好性が高く食いつきも良い反面、ビタミンやミネラル、カルシウムなどの栄養素が不十分な場合があります。このため、総合栄養食と明記されたウェットフードを選ばない限り、それだけで長期間与えるのはおすすめできません。
加えて、ウェットフードは保存性が低いため、開封後はすぐに使い切る必要があり、食費や手間もかかる傾向にあります。そのため、生活スタイルや飼育環境を考慮することも大切です。
なお、日本ペットフード協会では、猫に与えるフードの選び方や栄養管理について詳しく解説しており、栄養基準を満たす「総合栄養食」のラベル表示の重要性を伝えています。
まとめると、猫にウェットフードだけを与えることは可能ですが、それが「総合栄養食」であること」が大前提です。副食タイプであれば、ドライフードなどと組み合わせて、バランスの良い食事にする必要があります。
猫にドライフードとウェットフードどっちが良い?
猫の健康を考える際、ドライフードとウェットフードのどちらが良いかは、一概には言えません。それぞれに明確なメリットとデメリットがあり、飼い主の生活環境や猫の体質によって最適な選択が変わるためです。
ドライフードの最大の利点は、「保存性と手軽さ」です。空気に触れても傷みにくく、計量しやすいため、忙しい家庭でも使いやすい形式です。また、歯ごたえがあることで、歯垢の蓄積を防ぐ効果もあるといわれています。ただし、水分含有量が10%前後と非常に少ないため、水分摂取が不足しがちな猫では尿路や腎臓に負担がかかることもあります。
一方、ウェットフードは水分量が豊富で、香りや食感も良いため、食欲が落ちている猫やシニア猫にも適しています。また、食事から水分をしっかり摂れるため、慢性腎不全や膀胱炎などの予防にもつながります。ただし、前述の通り「副食タイプ」の場合、栄養が偏る恐れがあるため、長期間単独で与えることは避けるべきです。
このため、アメリカ動物病院協会(AAHA)では、「猫の食事には多様性とバランスが重要」としており、ドライとウェットを併用する方法が広く推奨されています。併用することで、水分と栄養の両面を補うことができ、健康的な食生活につながります。
実際には、「朝はウェット、夜はドライ」といったルーティンや、「ドライに少量のウェットを混ぜる」といった使い方も効果的です。どちらか一方に偏らず、猫の体調や年齢に応じた調整が大切です。
結局のところ、どちらが「絶対に良い」とは言えませんが、それぞれの特性を理解した上で、バランスよく与える工夫が猫の健康を守る鍵となります。
猫のウェットフードのデメリットは?
猫にとって食べやすく、水分補給にも優れているウェットフードですが、注意すべきデメリットもいくつかあります。ここでは、その代表的な点を分かりやすく解説します。
まず最も大きなデメリットは保存性の低さです。ウェットフードは開封後すぐに傷みやすく、冷蔵保存をしても24時間以内に使い切る必要があります。特に夏場などは雑菌の繁殖が早まるため、少量ずつ使うか、保存方法に十分な配慮が求められます。
次に、コスト面の負担が大きくなる傾向があります。ドライフードと比べて単価が高いため、毎日与える場合は月々の出費がかさむ可能性があります。特に多頭飼いの家庭では、経済的な面も含めて検討する必要があるでしょう。
また、歯石のリスクが高まりやすい点も見逃せません。ウェットフードは柔らかく、水分が多いため、ドライフードのように歯垢を物理的に除去する効果が期待できません。そのため、歯磨きや歯石ケア製品の併用が推奨されます。
加えて、嗜好性が高いために、「好き嫌い」が出やすいというデメリットもあります。一度ウェットフードの味に慣れてしまうと、ドライフードを食べなくなる猫も少なくありません。そうなると、栄養バランスの調整が難しくなることがあります。
このように、ウェットフードは便利で健康に良い一方で、保存・コスト・口腔ケアなど、さまざまな面での対策が必要です。日常的に与えるのであれば、こうしたデメリットを理解したうえで、バランスの取れた給餌を心がけましょう。
猫のウェットフードの残りは捨てるべきですか?
猫のウェットフードを与えた後、食べ残した分をどうするかは、多くの飼い主が抱える悩みの一つです。基本的な考え方としては、「常温で長時間放置した残りは捨てるべき」というのが推奨されている対応です。
その理由の一つは、細菌の繁殖が非常に早いためです。特にウェットフードは水分が多く含まれており、気温や湿度が高い環境下では、わずか1〜2時間で腐敗が進む可能性があります。見た目に変化がなくても、匂いや粘り気が出るなどの兆候が現れた場合は、すぐに処分するべきです。
また、再加熱して与える方法もありますが、栄養素の変化や味の劣化を招くおそれがあります。電子レンジで加熱すると、タンパク質の構造が変化し、本来の栄養バランスが崩れてしまう場合もあるため注意が必要です。
さらに、残ったフードを食べたことで食中毒を引き起こすリスクも否定できません。消化器系のトラブルは猫にとって命に関わることもあるため、安全第一の観点からも「捨てる」という判断が無難です。
ペットフード協会によると、猫に与えるフードの衛生管理は、健康を保つうえで非常に重要とされています。特にウェットタイプは早めに使い切るよう呼びかけられています。
どうしても残りを保存したい場合は、冷蔵庫に密閉保存し、24時間以内に使い切ることを徹底しましょう。その際も、与える前には冷たすぎないように常温に戻すなど、猫に優しい配慮が必要です。
つまり、猫の健康を守るためには、残ったウェットフードは基本的に捨てるのが安全です。もったいないという気持ちよりも、安全性を優先した判断が大切です。
たまの伝説の総合栄養食に関する重要なポイントまとめ
- 「たまの伝説 総合栄養食」は現在販売終了しており、入手困難である
- 現在販売中の「たまの伝説」シリーズはすべて一般食または栄養補完食である
- 総合栄養食としての基準を満たさなくなった可能性がある
- メーカーの方針変更により、補助食としての位置づけにシフトした
- 無添加・国産素材にこだわり、安心して与えられる設計である
- 主原料はまぐろ・かつお・ささみなど、シンプルな食材を使用している
- 人工添加物を使用せず、素材本来の旨味を活かしている
- リン含有量はおおよそ0.15%前後とされ、腎臓に配慮した設計である
- 塩分(ナトリウム)は人工的に添加されておらず、低塩設計である
- 「何も入れないシリーズ」など、シンプルなラインナップが豊富である
- 「やさしさプラス」シリーズはシニア猫向けや水分補給を意識した商品展開である
- 総合栄養食との併用が推奨され、主食としての使用は適していない
- 水分補給や食欲増進のための補助食として有効である
- AAFCOやFEDIAFの基準に基づいた明確な原材料表示を行っている
- 購入時には商品パッケージや説明書きをよく確認することが重要である
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